ホーム < 診療科・部門のご紹介 < 形成外科
形成外科
[診療科概要]機能の回復と「生活の質向上」を目指す専門外科
人体の外見に現れた変形・異常、失われたカタチや機能の回復を行います。
形成外科では身体の外表に生じる変形、変色、欠損、機能喪失に対する再建・機能回復を行っています。対象となる症状は生まれつきのものや外傷によるもの、腫瘍やその切除によって生じるものなどさまざまです。その再建や回復は、皆さんの人生を左右する重要な課題だと考えています。そこで私たち形成外科は特殊な材料や技術、顕微鏡を用い手術を行っています。
形成外科が担う分野は、皆さんの生活の質向上に直結しています。その事実を胸に、責任ある診療を目指しています。
clear
外科受付時間
曜日 | 受付時間 | 担当医師 |
---|---|---|
月曜 | 8:30~11:00 | 南雲 |
火曜 | - | - |
水曜 | 8:30~11:00 | 南雲 |
木曜 | 8:30~11:00 | 南雲 |
金曜 | - | - |
[診療姿勢]「傷を治す」ことで生活の質向上を
「傷を治す」ことを専門的に行い、笑顔で毎日を送れるように。
形成外科の専門は「傷を治すこと」。早期回復や社会復帰、より良い機能回復や外見の回復を目指して専門的治療を行っています。傷は、形成外科が関わらなくても治癒するかもしれません。しかし、生活の質向上を図るためには「早期治癒」・「機能回復」・「外見回復」が欠かせません。皆さんが笑顔で毎日を送れるよう、当形成外科は真摯な治療を行っています。
clear
[特長]形成外科が取り扱う疾患
外傷、体表先天異常、皮膚軟部腫瘍。あらゆる部位の異常や形態変化が対象。
形成外科は全身のあらゆる部位に生じる形態(カタチ)異常に対する治療を行います。以下の項目は特に治療実績が多い項目です。
- 皮膚腫瘍・皮下腫瘍
皮膚表面のできもの、皮膚の下のできもの、皮膚がん、母斑、ほくろ、あざなどを治療します。また、悪性腫瘍の手術後にできた欠損の治療も形成外科の領域です。
顔面、体表の各種皮膚良性腫瘍(生まれつきのあざ、ほくろ、いぼなど)、粉瘤、脂肪腫などの軟部腫瘍に対する手術的治療も行っています。 - 外傷・熱傷
以下のような外傷・熱傷に対し、治癒後の形態再建(見た目の回復)を視野に入れた治療を行います。- 体表面の傷全般
- 顔面および頭部外傷(顔のけが)
- 切り傷・擦り傷等の外傷
- 鼻、頬など顔面の打撲
- 顔面骨折 など
- 手の外科
- 手指の外傷
- 挫滅創
- 指の腱断裂
- 末梢神経や血管の断裂
- 動物咬傷
- けがや手術による組織欠損など
- 熱傷
- 瘢痕(はんこん)、瘢痕拘縮、ケロイド(手術・けがの傷跡)
外傷や手術の傷跡の盛り上がり、痛み、発赤、瘢痕による変形、機能障害(ひきつれなど)、色素・異物沈着など - 体表先天異常
口唇裂・口蓋裂など唇や口の中の異常、耳の形態異常(小耳症、埋没耳輪、副耳)、その他顔面の形態異常、手足の指の異常(合指、多指など)、漏斗胸、でべそなどの生まれつきの異常 - 悪性腫瘍およびそれに関連する再建
がん切除の組織欠損に対する再建、乳がん切除後の乳房再建など。 - 褥瘡(床ずれ)
軟膏、創傷被覆剤を用いての治療を基本に手術治療も行います。 - その他
巻き爪、陥入爪、爪の変形による疼痛・化膿の治療、眼瞼下垂、脇臭症(わきが)、耳たぶのピアス、ピアストラブルなどの治療
[傾向]大学病院専門医との連携
各部位専門医との協力体制を構築。幅広い症状・疾患に対応。
形成外科が扱う範囲が非常に広く、診察対象部位は全身に及びます。現在では各部位ごとに専門化も進んでいます。このため当形成外科では東北大学医学部付属病院の形成外科と連携。それぞれの専門医の協力を受けながら、質の高い医療の提供に努めています。治療困難な疾患についてもご相談いただけます。それが仙塩利府病院形成外科の医療です。気にかかる症状がある方は、まず一度外来でご相談ください。
形成外科医師紹介
氏名 | 役職 | 資格 |
---|---|---|
南雲 正人 | 形成外科部長 | 形成外科専門医 |